なんとなくちょっと思う。
小学生の頃、同級生にイスラエル人の友達がいたのだ。彼の容姿は、なにかと目立っていた。30年近く前の埼玉のとある市では、道端で外人を見るもの珍しかったのだ。なので大多数の中に1人異端を放つのも無理はない。時には仲間はずれの対象にもなることもあった。ただ彼は、明るく朗らかで、自慢強いで、生意気で、僕らとなんら変わることがなくいつも一緒に遊んでいた。彼は、学校のすぐ近くの大きな邸宅に住んでいて、彼の両親が留守がちなことを好い事に、暇さえあれば家に上がりこんでいたのだ。日本の家庭の雰囲気とは全く違ったお洒落なインテリアや、些細な海外の雑貨や向こうのエロ本を見ては、遥か離れた外国を幼い肌で敏感に感じていたものだ。
そんな彼が、1度だけ猛烈に怒り出したことがある。それは子ども同士の他愛のない話のなかでヒトラーのことに触れたときだった。彼の民族意識のなかで、絶対的に許されないことだったのだろう。実際の悲惨な光景を目の当たりにした訳でもなくとも、それは親の教育であり、日本に来る前までの学校の教育で繰り返し語り継がれ、刷り込まれたことなんだろうなって、無知でお馬鹿な僕にも、なんとなく伝わってきた。
しかし37歳になった彼は、昨今のパレスチナの空爆をどう考えているのだろうか?あれは君のなかで容認出来ているのかい?無慈悲な仕打ちであるとは思いはしないのだろうか?昔、迫害されたから、いま君の国がしていることは許される行為なのかい?君のなかでは、罪の無い人たちを、学校を、病院を、その全てを空爆し、地上戦までし、その映像をYouTubeに垂れ流すことを仕方なしといえいるかい?
政治的な理由がなにであれ、どっちが好いか悪いかはよく知らなが、きっとイスラエルにもそれなりの大儀があるのだろう。でもそれが僕には正しいこととはとても思えないのだ。
だからいま君に会う機会があれば聞いてみたいんだ。こんなことって許されるのかい?
年末ガザ侵攻が起こる数日前に、山川健一の『死ぬな、生きろ。アイデンティティ・クライシス』という本を読んでいて、気になる箇所を、たまたま付箋でチェックしていたのだ。その後すぐに、こういった事態になり自分でもちょっと驚いた。そこを引用する。ちなみに2002年6月に発売された本である。その当時からこういう事態だったのだ……。
このままでは、不の連鎖はずっと続くだろう、いつまでも。
〜 イスラエルのシャロン首相はヒトラーだ、というパレスナ人の言葉が新聞に掲載されていた。ぼくは愕然とした。ショッキングな発言である。歴史が、捻れてしまっているのだ。ヒトラーに虐殺されたユダヤの人たちがイスラエルという祖国を建国し、その国の今の首相がヒトラーだと言われているのである。 〜
ここのところイスラエル軍のガザ侵攻のニュースを見て、昔の友達を思い出しちょっとこんなことを思っている。
そんな彼が、1度だけ猛烈に怒り出したことがある。それは子ども同士の他愛のない話のなかでヒトラーのことに触れたときだった。彼の民族意識のなかで、絶対的に許されないことだったのだろう。実際の悲惨な光景を目の当たりにした訳でもなくとも、それは親の教育であり、日本に来る前までの学校の教育で繰り返し語り継がれ、刷り込まれたことなんだろうなって、無知でお馬鹿な僕にも、なんとなく伝わってきた。
しかし37歳になった彼は、昨今のパレスチナの空爆をどう考えているのだろうか?あれは君のなかで容認出来ているのかい?無慈悲な仕打ちであるとは思いはしないのだろうか?昔、迫害されたから、いま君の国がしていることは許される行為なのかい?君のなかでは、罪の無い人たちを、学校を、病院を、その全てを空爆し、地上戦までし、その映像をYouTubeに垂れ流すことを仕方なしといえいるかい?
政治的な理由がなにであれ、どっちが好いか悪いかはよく知らなが、きっとイスラエルにもそれなりの大儀があるのだろう。でもそれが僕には正しいこととはとても思えないのだ。
だからいま君に会う機会があれば聞いてみたいんだ。こんなことって許されるのかい?
年末ガザ侵攻が起こる数日前に、山川健一の『死ぬな、生きろ。アイデンティティ・クライシス』という本を読んでいて、気になる箇所を、たまたま付箋でチェックしていたのだ。その後すぐに、こういった事態になり自分でもちょっと驚いた。そこを引用する。ちなみに2002年6月に発売された本である。その当時からこういう事態だったのだ……。
このままでは、不の連鎖はずっと続くだろう、いつまでも。
〜 イスラエルのシャロン首相はヒトラーだ、というパレスナ人の言葉が新聞に掲載されていた。ぼくは愕然とした。ショッキングな発言である。歴史が、捻れてしまっているのだ。ヒトラーに虐殺されたユダヤの人たちがイスラエルという祖国を建国し、その国の今の首相がヒトラーだと言われているのである。 〜
ここのところイスラエル軍のガザ侵攻のニュースを見て、昔の友達を思い出しちょっとこんなことを思っている。
![]() | 死ぬな、生きろ。―アイデンティティ・クライシス (2002/06) 山川 健一 商品詳細を見る |
コメント
コメントの投稿


